G検定を受験した話

こんにちは、ながたです。
先日、日本ディープラーニング協会が開催する「G検定」を受験しました。
その時のことを書いてみようと思います。

◆G検定とは

G検定とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会が開催している、
人工知能(AI)や機械学習、ディープラーニングに関する
基本的な知識を問う試験です。

年間5回開催されており、オンラインでの受験です。
AIの歴史から概要、具体的手法、社会実装に向けて気を付けるべき点、
数理統計など幅広い分野から出題されます。

※参照:一般社団法人日本ディープラーニング協会
https://www.jdla.org/



◆試験までのスケジュールと勉強方法

G検定の存在は大学院在学中(2018年ごろ)にとあるきっかけで知り、
「これからは絶対に必要な知識」と思い受けたいと考えていたものの、
なかなかタイミングが合わず、今まで受験していませんでした。

2022年12月ごろに、次のG検定を受けようと決めて勉強にとりかかりました。
大学在学中に英検の勉強をした経験から、
「こういう時は過去問を徹底的にやることだ」と思っていたのですが、
G検定には過去問がありませんでした。(予想問題的なものはある)

であればと、まずやったことは予想問題集を買ってきて徹底的にやりこむこと。
予想問題集とアプリを購入し、毎朝始業前の7時~8時半はカフェで問題集、
通勤時間はアプリで徹底的に問題にあたっていきました。

しかし、私はAIなどに関する知識がなかったため、
ほぼカンで答えるような形になっていました。

何問か解けば知識もついて理解できるようになるだろうと思いましたが、
そんなに甘くありません。

これはダメだと思い、「公式テキスト」を購入。
まずは基礎的な知識をつけることを優先しました。

公式テキストを数日かけて1周し、改めて問題集を解いてみると、
なんとなく分かるようになりました。

ここからはとにかく問題数をこなすことを意識しました。
試験までの約3か月間で問題集とアプリを最低3周することを目標に、
平日は毎朝カフェで勉強、通勤時間はアプリをやりこみました。
結果的には、問題集は4周、アプリは6周ほどしました。

◆受験して分かったこと

本番の試験では約200問を、120分で解かなければなりません。
つまり1問に1分もかけられないよ、ということです。
あと120分の試験に耐えるだけの体力と集中力も必要になります。

ぼくは今回は自宅で受験しましたが、自分の部屋にこもり、
水分も用意して臨みました。

実際の試験では、テキストから少し捻ったような問題もあったため
若干焦りましたが、問題集をきちんとやっていれば
すぐに回答できる問題もあり、時間的には余裕を持つことができました。

結果は試験日から数週間後にメールで送付され、ぼくは【合格】でした。

今回受験は、AIなど今後注目される技術について考えるきっかけ、
また基礎的な知識を付ける訓練として良い機会だったと思っています。

G検定に合格したからといって、AIのことが全て分かる訳でも、
AIエンジニアとして必要な知識が身に付くわけでもありません。

しかし、今後必ず必要となってくるAI関連の分野について、
分かっているつもりではなくしっかりとした知識の基礎は
身に付けることができたと思っています。

また、何か目標に向かって勉強をする楽しさも感じることができました。
資格を取ることも大事ですが、その過程もすごく意味があるのだと
改めて気づくことができました。