ヒト系勉強会を開催

こんにちは、クリーブHRの永田です。

 

11月のカネ系勉強会に続き、今回はヒト系勉強を開催しました。
総合職中心に6名ほどが参加した勉強会の内容をまとめてみたいと思います。

 

 

 

◆今回学んだ内容

 

ヒト系と言っても、制度を使って人を動かす「HRM(ヒューマンリソースマネジメント)」や、
1対1のコミュニケーションで相手に働きかける領域など様々ですが、
今回は人が動く(反応する)メカニズムを理解し、適切に働きかけることを中心に学びました。

 

人間が何かの反応を示すときは、自分にとって得か損かの合理的な判断をしたり、
好きか嫌いかなどの感情や価値観によって行動したりしています。

 

さらにその下には、無意識のうちにしてしまう行動(生物的本能)があります。
例えば、日ごろ良くしてもらっている人には、なんとなく自分もなにかその人のためにしたいなと感じることありますよね。それです。深層心理に働きかけることはある程度のテクニックが必要ですが、メカニズムを理解し練習すれば適切に使うことができます。
さらに自分の持っている力(パワー)と相手のニーズを理解することで、相手に働きかけ動かすことができます。

 

理屈は理解できるけどどうやって使うの?ってことになるので、勉強会ではケースを用いて、目指すゴールの設定、自分の現状理解と相手の分析、そしてだれにどのように働きかけるのかの練習をしました。

 

ぼくがヒントを出しすぎたのか、みんな初めてとは思えないぐらい鋭い分析をしていました。
最後は自分自身に引き寄せる意味で、実務でどのように使えるのかと質問の時間を設けました。
自分はメンバーだから人を動かすとか今はできないと思っている人も、上司にも適切に働きかけることができるという気づきがあったようで、とても有意義な時間になりました。

 

 

◆ヒト系を学ぶ意味

 

人に関することというと、人事やHR系の業務のように感じるかもしれませんが、仕事は人と人との関係で成り立っていますし、リーダになればメンバーに動いてもらわないと仕事は進みません。なので人材をどうマネジメントし動かしていくかは、すべての仕事において非常に重要度の高い課題だと思っています。

 

また現代では多様性と相互依存性は高まっているため他者を動かす難易度は上がっています。そんな環境の中で、正論だけを知っているだけではだめで、現実を冷静に見極め自分の行動を決めていくことがリーダにとって必要なことだと考えています。

 

いまクリーブではマネジメント系の人材の育成に力を入れています。今後プロジェクトを率いていくリーダには絶対にこのスキルが必要だと思い、今回このテーマで勉強会を開催しようと思いました。

 

◆クリーブの人材育成

いま社内ではミドル層(30歳ごろ~)向けのキャリア形成プログラム(NVP)を実施していて、その中で希望する研修プログラムを受講できるようになっています。

 

研修はビジネス系(動画視聴)と技術系(リアル受講)があるのですが、いまはビジネス系の人気が高いです。
それぞれビジネス系の動画を見て学び、それをベースにした勉強会を開催することで知識を定着させる、また会社全体のレベルを上げることができると思います。この先もっといい組織、かっこいい会社を作っていくためにこのような取り組みを続けていきたいです。

 

2020年3月5日 永田勇気